7月17日(土)・18日(日)の2日間、「Factory Piece Market」を開催いたしました。

Factory Piece Marketは燕三条地域の工場から出た廃材をそろえたマーケットイベントで、今年3月に開催した「小さな工場蚤の市2021spring」に続き2回目の開催となります。
三条ものづくり学校が独自の視点から見ることで、本来の用途とは異なった、新たな価値を感じる廃材を集め、「Factory Piece（=工場の欠片）」と名付けてご紹介させていただきました。

当日は厳しい暑さにもかかわらず、県内各地からお越しいただいた多くのお客さまでにぎわいました。今回新たに、株式会社後藤鉄工所、株式会社タケダ、株式会社タダフサ、タナカプレス、田辺プレス株式会社、株式会社外山製作所、皆川彫金所、株式会社ヤマトキ製作所の8社が加わり、総勢20のものづくり事業者のFactory Pieceが会場に所狭しと並びました。研磨に使われる砥石、ワイヤーカットでくり抜かれた金属塊、転造機の転造ダイス、溶接用のガスボンベを収めていたガスラック、職人手作りの鉄のスツールなど、前回にはなかった珍しいものも初お目見えし、工場の内側でしか見られない廃材にお客さまも興味津々の様子でした。

イベントでは、それぞれの工場のFactory Pieceにまつわる背景や技術の高さをお客さまにお伝えしながら販売することで、ただ見て想像するだけでは知りえなかった、工場やものづくりについてのお話をお届けできたのではないかと思います。

また、前回開催した「小さな工場蚤の市2021spring」でインスピレーションを受けたクリエイターにより、新たなジュエリーブランド“Sära”が誕生し、ブランド初となる展示会を併催いたしました。この展示会によって、「Factory Piece Market」のその先のストーリーを垣間見ることができ、さらに工場の欠片に秘められた多くの可能性を発見することができました。

お買い上げいただいたみなさまも、先のクリエイターのように色々な発想でFactory Pieceを活用されていると思います。どのようにお使いになっているか、ハッシュタグ「#工場の欠片」をつけ、SNSにてぜひ発信してください！

ご協力くださいましたものづくり事業者さま、ご来場いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。次回は10月の開催を予定しています。どうぞお楽しみに！