5月4日（木）〜7日（日）に、三条ものづくり学校にて「テイク布リー作品展」を開催しました。

繊維工場で余った生地の端材を使い、さまざまな利活用方法の可能性を探るプロジェクト「テイク布リー」。
2023年3月にスタートしてから、毎月月末の約10日間を配布期間として定期的に実施してきました。約１年間続けたこのプロジェクトにより、多くの布たちがたくさんの方の手に渡り、さまざまな作品に生まれ変わりました。

今回の作品展では22名の方から、ご自身が制作した実際の作品をお借りし、43点の作品を展示しました。またこれまでSNSやメールでご報告いただいた画像作品は170点以上にのぼり、いただいた全ての作品画像をプリントして展示しました。
バックやパンツ、ポーチ、上着など高い技術で作られた作品たちに、来場された方は感動しながらじっくりご覧になっていました。
既製品にはない1点モノならではの魅力、制作者の個性が出ていてどの作品もすばらしかったです。

作品展と合わせて、2つのワークショップも開催しました。
4日は燕市児童研修館「こどもの森」さんの〈ぬいぐるみワークショップ〉を、7日はシュシュ・コサージュ・ティッシュケースの3つのアイテムから選ぶ〈オリジナル小物づくり〉を実施。テイク布リーを活用して自分の手から自分だけのアイテムが作られる楽しさを体験してもらえたのではないでしょうか。

産業の視点から見ると使われない素材でもアイディアがあればまったく別なものに生まれ変わる。さまざまな個人の感性と組み合わせれば、いろんなものに活用できる。こんな活用法があったのか！と、驚きと作品の素晴らしさにテイク布リーの無限の可能性を感じました。

ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました！
「テイク布リー」プロジェクトは今後も継続して実施いたします。テイク布リーを使ったワークショップやイベントも行う予定ですので、どうぞご期待ください。