デザイン学研究者の中島郁子さんによる、生活や業務の中で出会うデザインについて学ぶ講座を9月からシリーズで三条ものづくり学校にて開催します。

第2回の講座ではコトやヒト、プロセスや環境をも構築する、広く深い社会的役割を持つデザインについて、三条地場をとりまくデザインとはどのようなものか検証してみます。

※「工場の祭典2023」の開催に合わせ、講師の中島郁子さんのオープンディスカッションも同時開催！詳しくはこちら

 

 
 

 

〈中島さんからのコメント〉

デザインは人々をしあわせにする技術です（と、わたしは信じています）。しかし、三条地域における「デザイン」とは、主に経営の手段であり、経済的な効果が強く求められます。デザインはスタイリング、デコレーションなど、外観に限定されがちです。しかし、実際にはそれだけではありません。デザインは単なるモノにとどまらず、コトとヒト、プロセスや環境を構築する広く深い社会的役割を担っています。　
「製品のデザイン」と「ものづくりのデザイン」は似ているようで異なります。「ものづくりのまち」と呼ばれるこの地域でも、製品デザインに携わる人々は少数です。しかし、人々はデザインされ、ものづくりされた何か（料理や身だしなみも含めて）に囲まれ、暮らしています。すべては「自分ごと」なのです。
ものづくり、ブランディング、地域活性化、インバウンドなど、現在、さまざまな状況が飽和状態に陥っています。そこで、一デザイナーとしての立場で長く関わってきた身として、地域のデザイン史を振り返り、産業構造とデザインの可能性を読み解きたいと考えました。
参加者全員が経験と知識を共有し、社会課題の解決に向けて知恵を出し合い、少しでもイノベーションにつなげていきたいです。地域のデザインは、いかにして人々を幸せにできるでしょうか。皆で語りましょう！

【参加対象】
プロのデザイナーや職人、デザイナーを目指す学生、デザイナーと協働するメーカーや行政などの従事者、デザインに興味があるノンデザイナーなど、興味のある方はどなたでもご参加ください。
・「デザインて何？」という素朴な疑問を解決したい
・デザイナーを目指している
・あらためてデザインを基礎から学び、知見の幅を広げたい
・デザインの思考方法を業務の発展や改善に活かしたい
・デザイナーとより良い協働を目指したい
・生活の中にデザインの考え方を取り入れたい
・デザイン理論の最新情報を知りたい
・国内外のデザイナーやデザイン研究者とつながりたい
・皆で楽しくデザインについて語り合いたい
など。

 

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【開催方法】
①対面開催（推奨）
開始15分前までに、三条ものづくり学校301号室にお越しください。

②オンライン
オンラインでも発信します。
・オンライン参加の場合も、必ずPeatexで事前登録してください。
・議論にはぜひ、チャットでご参加ください。
・参加は許可制です。しばらく待合室でご待機ください。

【注意事項】
・講座コンテンツの著作権を侵害する行為は、厳禁です。万が一の場合、しかるべき処置を取ります。
・スケジュール、内容を予告なく変更することがあります。ご了承ください。

【お申し込み方法】
Peatex（要事前予約/当日までお申し込み可能）／お申込みページはコチラ

 

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■講師

中島 郁子／wirefactory、女子美術短期大学、日本デザイン学会情報デザイン部会Info-D
研究領域は「情報デザイン」です。美大やデザイン学会など研究活動の最前線で理論を探求すると並行し、グラフィックからプロダクトまで幅広いデザインプロジェクトを実践してきました。またデザイン以外も、「三条マルシェ」や三条市役所地域経営課での従事にも携わり、デザインを取り巻く環世界について調査を続けています。

【お問い合わせ】
三条ものづくり学校事務局
新潟県三条市桜木町12-38 104号室
Mail：monozukuri@r-school.net
Tel：0256-34-6700
※受付時間 9:00〜17:00（月曜休み）