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2024/5/11 (土)

中島郁子の『デザイン論_2024』 #1_ディスコミュニケーションデザイン

中島郁子の『デザイン論_2024』 #1_ディスコミュニケーションデザイン

イベント開催日時
5月11日 (土) 18:00
~ 5月11日 (土) 20:00
場所
301号室 Library
参加費
無料
定員
20名
講師
中島郁子
申し込み
Peatex(要事前予約/当日までお申し込み可能)/お申込みページはコチラ
共催
三条ものづくり学校

デザイン学研究者の中島郁子さんによる、生活や業務の中で出会うデザインについて学ぶ講座を今年度も5月からシリーズで開催します。

2024年度、第1回目の講座のテーマは「ディスコミュニケーションデザイン」です。

〈中島さんからのコメント〉
「ディスコミュニケーションデザイン」デザインは人をしあわせにする技術です。しかし、ふとあたりを見回してみると、残念ながら「きたない」「あぶない」「変」など、不快感や違和感を想起させるデザインは、わたしたちのまわりを有象無象にとりまいています。

この講義では膨大な量の具体事例を紹介し、あなたが日々感じる「(デザインへの)ざらっとした違和感」について、ていねいに読み解きます。誰かにコミュニケーションデザイン不全を引き起こす背景にある、さまざまな技術的・心理的要因を明らかにします。

その上で社会的な課題について、たとえば物理的あるいはナラティブ的に誰かを疎外するようなデザイン、ハラスメントや文化的な偏見を助長するような表現など、デザインが持つ影響力や責任についても深く考察していきます。次回の「共感をデザインする」と併せて、デザインが持ち合わせる光と影、利益と危害との対比もお楽しみいただけます。

 

中島郁子の『デザイン論_2024』
第1回 「ディスコミュニケーションデザイン」

日時|2024年5/11(土)18:00〜20:00終了予定 (受付17:30〜)
会場|301号室 Library
参加費|無料
定員|20名
持ち物|名刺 *複数枚お持ちください
対象|プロのデザイナーや職人、デザイナーを目指す学生、デザイナーと協働するメーカーや行政などの従事者、デザインに興味があるノンデザイナーなど、興味のある方ならどなたでも
共催|三条ものづくり学校


 
 

 

【「デザイン論」講義概要】
「デザインって何だろう?」「いいデザインにするにはどうすればいい?」「デザインの目利きになりたい!」
この講座は、「デザイン」について、知り、考え、皆で議論をしていく「場=ゲームフィールド(土俵・リング・お砂場ほか)」です。近年、デザインの重要性は広く認識され、その役割は拡大し多様化しています。
デザインは単に製品またはサービスの外観や操作性を向上させるだけではなく、ビジネス戦略やブランディング、UXなど広範囲な領域にも適用されるようになりました。その結果、わたしたちの日常生活は多種多様なデザインに取り囲まれていて、何が本当に良いデザインなのか?どうすればユーザに届くのか?あるいは、より良いユーザとしてどうふるまえばいいのか?迷うことも多いはずです。
本講義では豊富な事例を通じて、参加者はデザインの本質を探求し、新たな気づきを得ていきます。ワークショップや議論を通して、プロのデザイナー、デザイナーになりたい学習者、あるいは話題としてデザインに興味のあるユーザなど、全員が自らの「デザイン」について語ることで、あらたな知見に出会えます。
参加者一人ひとりの知が集まり、つながり、より世界を見渡せるようになるのでは。そんな期待を持ち、昨年度からこの講座を始めました。5月から今年度の講義を始めます。

【なぜ無料なの?】
講師は長い間、三条地場の産業とコミュニティで活動してきました。現在ではデザイン学の研究者として大学教育に携わり、「日本デザイン学会『情報デザイン学会』『第一支部(北海道・東北地区)』」に参加し、研究発表と共に、幹事として運営にも関わっています。
三条地場(+燕+周辺)をデザイン学研究の視点から眺めてみると、非常に興味深い要素に気付きます。ニッチでガラパゴスかもしれないですが、常に動的に人々が動くさまは、とてもエネルギッシュです。すべての要素は、まるで生態系のように関係しています。ここに、現在の混沌としたデザインの状況を読み解く鍵があるのでは。「メイド・イン・地場産業のデザイン(的)思考」みたいな概念が成り立つのでは。そんなふうに考えています。
そこで、みなさんと一緒に「デザイン」について語り合い、地場ならではの皮膚感覚と集合知から学びたいです。そして、地域のデザイン文化を促進しつつ、地場のものづくり文化を広く世界に発信していきたい、とも考えています。よって、一人でも多くの方にご参加いただけるよう、「デザイン論」のような座学&ディスカッション中心のセッションについては、当面の間、無料で開催します。
まずは軽い準備運動から。みんなで「デザイン」の世界を探索していきましょう!

※今後、有料講座「デザインスキルアップトレーニング」「国内外デザイントレンド」「AI活用編集・ライティング技術」など、プロまたは学習者向けの実践や具体的な実技、第一線を駆け抜けている研究者やデザイナーを招聘したシンポジウムを企画しています。

※前年度や前月の「ふりかえり回」も実施します。

【参加対象】
プロのデザイナーや職人、デザイナーを目指す学生、デザイナーと協働するメーカーや行政などの従事者、デザインに興味があるノンデザイナーなど、興味のある方はどなたでもご参加ください。
・「デザインて何?」という素朴な疑問を解決したい
・デザイナーを目指している
・あらためてデザインを基礎から学び、知見の幅を広げたい
・デザインの思考方法を業務の発展や改善に活かしたい
・デザイナーとより良い協働を目指したい
・生活の中にデザインの考え方を取り入れたい
・デザイン理論の最新情報を知りたい
・国内外のデザイナーやデザイン研究者とつながりたい
・皆で楽しくデザインについて語り合いたい
など。

 


 

【開催方法】
対面開催のみ
開始15分前までに、三条ものづくり学校301号室にお越しください。

【注意事項】
・講座コンテンツの著作権を侵害する行為は、厳禁です。万が一の場合、しかるべき処置を取ります。
・スケジュール、内容を予告なく変更することがあります。ご了承ください。

【お申し込み方法】
Peatex(要事前予約/当日までお申し込み可能)/お申込みページはコチラ

 


 

今後の講義スケジュール
毎月一回のペースで以下の講座内容を予定しています。

○6月8日 _#2_「共感をデザインする」
○7月(日程調整中) #3_「三条マルシェ」という「ことのデザイン」(※ゲスト招聘)

※スケジュールは予告なく変更になる場合があります。ご了承ください。

乞うご期待!

 


 
■講師

中島 郁子/女子美術大学短期大学部デザインコース講師・日本デザイン学会「情報デザイン研究部会(Info-D)幹事・第一支部幹事・三条マルシェ実行委員会委員(マルシェ部所属)
研究領域は「情報デザイン」です。美大やデザイン学会など研究活動の最前線で理論を探求すると並行し、グラフィックからプロダクトまで幅広いデザインプロジェクトを実践してきました。またデザイン以外も、「三条マルシェ」や三条市役所地域経営課での従事にも携わり、デザインを取り巻く環世界について調査を続けています。
>>プロフィール詳細 www.wirefactory.com

【お問い合わせ】
三条ものづくり学校事務局
新潟県三条市桜木町12-38 104号室
Mail:monozukuri@r-school.net
Tel:0256-34-6700
※受付時間 9:00〜17:00(月曜休み)