燕物産 株式会社
す燕三条地域の製造業者・クリエーター・デザイナーを中心に、県内外で活躍する三条ものづくり学校と関わりのある「ものづくり」のプロフェッショナルたちをご紹介します。
\\一世紀【しゃじ】一筋の探求者//
燕物産 株式会社
■基本情報
業種|金属洋食器製造業
所在地|燕市
事業PR|燕物産は、創業1751年「日本最初の金属洋食器製造専門メーカー」です。江戸時代、燕三条地域の金属製品を扱う商人として創業。明治時代(1911年)に洋食文化が到来、金属洋食器専門メーカーに転身。最初に製造した36人分の食器が燕市の金属洋食器の発祥となりました。今では国産カトラリーの85%以上が燕三条で生産されています。
完全機械化ができない、緻密な技術を必要とするカトラリー製造には、職人の存在が欠かせません。長年、熟練の職人の方々から次世代へ、その技術を受け継いでおり、弊社の社員の3人に1人が20代です。これからも技術継承、万人に愛される金属洋食器の製造を続けていきます。
==HP・SNS==
公式サイトtbcljp.com/
Q1 普段はどんなお仕事をされていますか?
270年以上前に燕で商売をはじめ、時代の変遷にあわせて事業を変えてきました。現在は、112年前にスタートさせたプロ仕様の金属洋食器(カトラリー)製造がメインです。毎月20万本近いカトラリーが製造され、国内外問わず様々なところで使用されています。私たちが製造したカトラリーと出会っていない、使っていない、とは言い切れないぐらい、みなさんの日常の近くにあります。
Q2 仕事における“こだわり”はズバリ
カトラリーであれば、1本百円以下の大量生産品から1本一万円以上の芸術品まで、何でもつくります。お食事の際に、お客さまに最初に触れるものはカトラリー。手に持った瞬間、お口に含んだ瞬間。その瞬間に違いや心地よさを感じられるものをつくりたいと強く思っています。
Q3 今、一番力を入れていることは?
【カトラリーの再発見】。毎日食卓に並ぶカトラリーのすごさ、違いをもっと広く知ってほしい。そんな想いで、工場を飛び出して、ワークショップやポップアップを開催しています。
箸文化である日本でも、赤ちゃんの一口目はスプーンです。ご年齢を重ねていくと、スプーンがより使いやすくなっていきます。私たちが製造するものは、人生を楽しく、豊かにするお食事を生涯支えるものです。大量生産品でもカレーは食べられます。パスタを巻くことができます。しかし、職人技が光るカトラリーには確かな違いがあります。
Q4 今はやっていないけれど、興味のあることは何?
金属製のカトラリーを112年一筋できましたが、他素材への挑戦を考えています。また、従来の製造方法とらわれない手法。。詳しいお話しは、個別にお話しさせてください!
Q5 これからチャレンジしてみたいと思うことは?
【日本が考えた、日本人のための、日本にしかできない】正真正銘のMade in Japan
カトラリーの開発。【日本初】のカトラリー専門メーカーである弊社もスタートは、ヨーロッパ製を原点に試行錯誤してきました。今でもヨーロッパ基準です。そんなスタンダートをくつがえす、日本発祥のカトラリーを開発したいと思っています。
三条ものづくり学校は、工場やクリエイターをはじめ様々なジャンルのものづくりをする人たちを応援しています!