3月12日(土)-13日(日)の2日間、ものづくりの現場で役目を終えたものを取り扱うマーケットイベント「Factory Piece Market（ファクトリー・ピース・マーケット）」を開催しました。

「Factory Piece Market」は三条ものづくり学校が独自に燕三条地域をめぐり、工場の隅で役目を終えたもののなかから発想次第で新たな価値を持ちうる素材を選び、販売する企画で、今回で3回目となります。今回は総勢21社のものづくり事業者のご協力のもと、ユニークな廃材の数々が会場を埋め、たくさんのお客様にご来場いただきました。回を重ねる毎にリピーターのお客さまの姿もちらほら見られるようになり、廃材のその後の活用方法について教えいただける機会も増えたように感じます。

また、見附市の繊維工場で廃棄される予定だった布を配布し、新たな活用方法を探る新企画「テイク布(フ)リー」*も同時開催しました。

今回のイベントレポートでは、会場に並ぶファクトリー・ピース**やこれまでにお客様にシェアしていただいた活用事例を一部ご紹介いたします。皆さんの自由なアイデアをぜひご参考になさってください。

今後もこのイベントを重ねていくことで、燕三条地域のものづくりのストーリーや魅力・技術等を広くお伝えし、ファクトリー・ピースの活用方法などをより多くの方々と探っていければと考えております。ご来場いただいたみなさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました！次回は2022年6月の開催を予定しています。どうぞお楽しみに！
 

会場の様子。多くの来場者が訪れた。
 
#試作品・半製品：とある文房具の試作品(アルミ削り出し)
 

#試作品・半製品：スプーンの半製品。先のみで柄がつく前のもの
 

#加工機械の部品：加工機械の製作に使われる基盤や金属の板など
 

#製造に伴う廃材：プレスで部品を抜いた”ブランク材”
 

#製造に伴う廃材：雨樋金具のエラー品(真鍮)
 

#加工機械の部品：ハンドルがついた治具らしきもの
 

#加工機械の消耗品：研磨に使われる”砥石”、刃物の研ぎで使われ摩耗したもの
 

#使い古された道具：雨樋金具の金型
 

繊維工場で廃棄される予定だった布の活用方法を模索する新企画「テイク布リー」も同時開催した

写真左）花瓶に使用しているのは長年倉庫に眠っていた水差し
写真中央）ミラーの下に敷いてあるのは砥石だったもの
 

写真上部）壁にブランク材を吊るしてハンガー掛けに利用
 

左）穴の空いた金属の塊をペン立てに利用。アクセサリーショップのカウンターにて
右）ブランク材がハイヒールラックに

今日は三条ものづくり学校のファクトリーピースマーケットへ。自分は模型に使えそうな物を探しに行きましたが何故か娘が基板を気に入ってしまいました🤔

家でおままごとしています☺
ピアノ（コネクタがそう見えるらしい）のある町（半導体を家と見ている）だそうです(、｀Д´,)ｿｳｷﾀｶ!#FPM pic.twitter.com/FlEw7AzK5N

— Usayubon (@Usayubon1) March 12, 2022

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