
工場蚤の市2025<event report>
- イベント開催日時
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4月12日 (土)
~ 4月13日 (日)
4月12日(土)・13日(日)と2日間で開催したイベント「工場蚤の市2025」の様子をお届けします。
桜がちょうど満開となった4月12日(土)・13日(日)に開催したイベント「工場蚤の市2025」。
今年は二日間ともに不安定なお天気ではありましたが、全国各地からたくさんのお客さまにご来場いただき、会場は大いに盛り上がりました。
マーケット会場である多目的ホールでは、工場の隅で眠っていた端材や廃材、それらに手を加えたアップサイクル品、サンプル品、クリエーターによる作品などが並び、掘り出し物を探す多くの人の熱気に包まれました。
また、館内ではものづくりの楽しさを体験できるワークショップがいたるところで行われ、小さなお子さまから大人の方まで夢中になって製作に取り組んだり、キッチンカーのお食事やおやつなどを楽しみながらのんびりと過ごされていたりと、お客様が思い思いにイベントを楽しんでくださっている姿がとても印象的でした。
スペシャルコンテンツとしてエントランスで開催されたグループ展『つくろいのわ』では、新潟を拠点に活動するクリエーターたちが “アップサイクルの精神が宿るモノ” をテーマに作品を展示販売。衣服、木工、刺繍などの作品を手に取りながら、一期一会の出会いを楽しむ様子が見られました。
県内で活躍する4名のグラフィックデザイナーによるトークライブでは『ボツ案成仏&ロゴマーク大喜利』と題し、日の目を見なかった自身のボツ案デザインを発表したり、お客様から出されたお題に沿って登壇デザイナーが即興でロゴマーク作りに挑戦するなど、普段なかなか聞くことができない内容満載の120分でした。
異なる7種類の鉄を用意して鉄の奥深さをご紹介する企画展『鉄はひとつじゃない!いろんな鉄を比べよう』では、身近にある「鉄」という素材について子どもたちにも伝わるような展示を、とご用意しましたが、思いのほか大人の方にも楽しんでいただけたように感じます。日常生活の中ですぐそばにあるものをいつもとは違う視点で切り取る、工場蚤の市ならではの企画をお届けしました。
参加型の音楽企画『トントン♪カンカン♪ ひびけ!工場の音♪』では、燕三条の工場から出た様々な廃材をヘンテコ打楽器に変身させ、来場者の皆さまと一緒にQueenの名曲「We Will Rock You」を奏でました。これが予想外の大盛り上がりで、ノリノリで歌ってくれる方もいたりと笑いの絶えないひとときとなりました。
また、よりディープに工場蚤の市を楽しんでいただけるよう『「掘り起こし」ガイドツアー』を組み、工場蚤の市だけでなく燕三条のものづくり・産業にまつわるあれこれも交えて案内するなど、今年初の試みとなるコンテンツも好評いただきました。
2日間で約6,700名のお客様にご来場いただき、多種多様な“ものづくり”を通して今年もたくさんの笑顔に出会うことができました。ご来場いただいた皆さま、たくさんの魅力的な商品やワークショップをご用意いただいた出店者さま、ご協力いただきましたすべての関係者の皆さまに感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
来年もまた元気に笑顔で「工場蚤の市」でお会いしましょう。
| special thanks |
企画運営サポート
西村隆行(ニシムラデザイン)・内藤千裕
会場装飾
IDEKO
<当日の様子>
Photos by Yo-ichi Ayabe・工場蚤の市スタッフ
日程|2025年4月12日(土)・13日(日) 10:00ー16:00
会場|三条ものづくり学校(新潟県三条市桜木町12-38)
コンテンツ|マーケット、ワークショップ、展示、飲食販売など
入場料|無料
主催|三条ものづくり学校
後援|三条市、燕市
https://sanjo-school.net/?p=27697